ふくしま学力向上委員会

2018.04.25

高校入試の数学で高得点を取るためのポイントは?


「数学が難しくて、点数が取れない」「算数の勉強のやり方がわからない」
―こんな悩みを抱えている中学生や小学生のお子さんを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか?
今回は、数学で苦戦しているお子さんが、「高校入試の数学で高得点を取るためのポイント」についてお話しします。高校入試を見据えた勉強のやり方や押さえておきたいポイントを知ることで、数学は高得点も期待できる教科になります。
中学生はもちろん、小学生のお子さんを持つお母さん、お父さん、要チェックです!

算数の「基本計算力」は、中学校の数学の重要なベースになる!

BHS1.JPG

小学校の算数とは、"基本的な計算ができる"ことです。計算には、足し算、引き算、掛け算、割り算などがあり、その中で、一番つまずきやすいのが「割り算」。
整数だけでなく、分数や小数もあるので分数÷小数や小数÷分数など、数字が混じることで、より難しいように見えます。
だからこそ、小学校の算数で必要なことは、「計算力」です。とことん何回も練習して、きちんと基礎を身に付けておきましょう。

そして、中学生になると、分数や小数を扱う数が増えていき、小数にも有限小数や無限小数のようにどんどん難易度が上がり、扱う数字の範囲も大きくなっていきます。

ここで重要なポイント!
小学校で身に付けた「算数の基本計算力」というのは、必ず中学校の数学につながり、力を発揮することができます。

数学の文章問題には、国語力が必要です!

BHS2.JPG

中学校の数学ではさまざまな単元を学んでいきますが、その中でも一番つまずきやすい単元は、方程式の文章問題ではないでしょうか。
問題の文章を読んですぐに数式にとりかかることができる生徒は少ないと思います。
問題を解くために、図を描いたり、表にまとめたりするなどのワンクッションがあり、そのための力が必要になってきます。
小学校では、問題を読めばすぐに解けましたが、そこが大きな違いです。

では、方程式の文章問題を解くために必要な根幹とは何かを知っていますか?
それは、国語力であり、読解力です。数学が他の教科よりも苦手かも...と思う瞬間は、「文章問題」を解くときではないでしょうか。

中学数学で押さえておきたい単元は、「関数」と「図形」。

中学校の数学では押さえておくべき単元が2つあります。1つ目は「関数」です。
関数については、中学1年では比例反比例を学び、中学2年ではそれらを使った一次関数、中学3年では、さらにグラフの形状が変わる二次関数を習います。
その土台となるのは、小学校で習う比例反比例から中学校の関数につながっていく計算力です。関数は非常につまずきやすい単元の一つです。

そして2つ目は「図形」です。
中学1年では空間図形、中学2年では平面に特化したもの、中学3年では、1年と2年で習った図形の基本知識を使って、融合された問題を解いていきます。

高校入試の数学で押さえるべき単元も、「関数」と「図形」。

高校入試で押さえなければならない単元も、関数と図形です。
福島県の高校入試の数学の問題は、ここ数年は大きな変化はありません。
以前に『差が付きやすい科目で受験を有利にする方法』の中でもお話しましたが、入試の構成で大問1番から7番までの構成になっていて、1・2・3番が総合力、4・5番は文章と図形の総合問題、そして6番が関数で、7番は三平方の定理や、図形の総まとめです。

年度によって変わることがありますが、ここ数年は、関数と図形の配点が大きいので、これら2つの分野が出来るか出来ないかで大きな差が出てきてしまいます。

多くの問題にふれて、経験値を積むことが大切です。

関数が得意になるためには、問題をたくさん解くことが大切です。
入試の50分で、見たことのない問題に出合った場合は、たぶん解くのは難しいと思われます。
早いうちから、たくさんのバリエーションの問題にふれて、経験値を積むことが大切です。
そして、関数の出題といっても図形が絡んでくることもあるので、数学ではトータルの実力が必要になります。

中学1年に入学したときから授業をきちんと聞いて、宿題もしっかりやっていくことが大事なポイント。基本行動の積み重ねが高校受験の結果につながるので、日々の鍛錬が必要です。

模擬テストの結果から自分の弱点を見つけて克服しよう!

今までのことを踏まえて、高校入試で点数を取るためには何をしなければならないのか?それは、入試に近い模擬テスト、つまり新教研もぎテストや学校の実力テストなどをきちんと受けることです。
新教研もぎテストの結果をもらったら数字(点数)だけを見る人が多いですが、それだけでは今後の点数は伸びません。
数学ならば、設問ごとの県の正答率と、自分が当たっているか外れているのかを分析する必要があります。
例えば、県の正答率70%の問題を自分が不正解の場合は、"弱点"と言える可能性が高いです。

正答率に対して自分がどうなのかを受け止めて、問題を見直していくことが大切です。
高校入試の数学で高得点を取るためには、弱点を減らしていくことが一番の方法だと言えます。
そのためには、基礎をしっかり押さえて試験に臨むことが大切!
先ほど、お話ししたように算数から数学につながる基礎計算力、知識の定着が必要になってきます。

テストとは、"わからないところ"を発見できるツール

「小学校では算数が好きだったのに、中学に入ってからは数学がわからなくて苦手になっているみたい」と心配しているお母さんもたくさんいらっしゃいます。
では、お子さんは「何がわからないのか」をご存じですか?実際にお子さん自身も、「どこが出来ないのかわからない」という場合も多いのです。

わからないことを見つける作業が"効果測定"、つまりテストです。
テストの結果から、わからないところや弱点を発見できるのです。
得意なことを見つけるのは簡単ですが、弱点を見つけるのは難しいので、外部テストは積極的に受けましょう。
回数が多いほうが経験を積むことができます。
その中で、何ができないのか分析もできますし、弱点と向き合いクリアして次のステップに進めます。

テストを活用して多くの問題に慣れ向き合い、自分の実力を確認しながら合格を目指していきましょう。

ふくしま学力向上委員会より一言

お子さん自身が「数学が苦手。でも、どこがわからないのかわからない。」という場合も多いようです。
お母さんやお父さんは、そのままにしないで、"わからないところ"を見つける手助けをしてあげてください。
数学は基礎の積み重ねが大事です。
テストを通して弱点を発見し克服していきましょう。高得点も狙えるので、中学生はもちろん、小学生も楽しく勉強をがんばりましょう!

「ふくしま学力向上委員会」の記事をもっと読む