ふくしま学力向上委員会


- HOME
- ふくしま学力向上委員会
- 部活と勉強の両立って難しい?ベスト卒塾生のお母さんに聞いてみました
部活と勉強の両立って難しい?ベスト卒塾生のお母さんに聞いてみました
小中学生の学力向上を目的に、子どもたちや保護者さまの「進学の悩み」や「学力向上あるある問題」をベスト学院が答え、学力向上を応援するコーナー「ふくしま学力向上委員会」。
今回は中学校に入った多くの子どもたちが直面する「部活と勉強の両立について」先輩ママ・現役ママにインタビューを行いました。
そこから見えてきた、部活と勉強の上手な両立方法について考えてみましょう。
インタビューしたお母さま
・Aさん(お子さん/高校2年)
・Bさん(お子さん/中学3年・中学1年)
下記、平成28年度の「全国学力テスト」の結果をまずはみてみましょう。
福島県の小学生の平均正答率
国語A 全国63% 福島県64%↑
国語B 全国50% 福島県49%↓
算数A 全国77% 福島県76%↓
算数B 全国59% 福島県55%↓
福島県の中学生の平均正答率
国語A 全国77% 福島県77%(ー)
国語B 全国52% 福島県51%↓
数学A 全国64% 福島県61%↓
数学B 全国42% 福島県38%↓
この結果からも福島県の子どもたちの学力は全国平均以下、特に中学生の学力低下が大きな課題であることが伺えますね。
一方で、福島県の中学生の部活動参加率は全国でもトップクラス。
中学生になると原則的にいずれかの部活動に参加しなければならない、そんな風潮も少なからずあるようです。
これは学力低下の一因になっているのでしょうか。
部活と勉強を両立して志望校に合格したAさんの場合
最初にお話を聞いたAさんは現在高校2年生のお子さんを持つ先輩ママ。
「運動部も選択肢のひとつとして考えていたようですが、先のことも考えて比較的厳しくないパソコン部に決めました。小学生の頃から塾には通っていましたが、それでも部活が終わってからほとんど休む間もなく塾に行くのは大変だったと思います」と部活と勉強の両立の大変さを振り返るAさん。もちろん、上手に家庭内でも勉強時間を確保できる子や塾に通わなくても良い成績を残せる子がいるのも事実ですが、Aさんの場合は塾の存在が大きかったそうです。
「一度は志望校のランクを下げることも考えていたようです。ただ、塾で受けた校外テストの結果が良く、それでモチベーションを維持することができました。また、家で一人で勉強するのではなく、周りの意識が高い環境で学習できることも塾に通わせて良かった理由です。親からは得られないアドバイスを受けたことでもともと競争心があまりなかった子どもに、上を目指したいという意識が芽生えたように思います」。
確かに中学生にもなれば、勉強しなさいと親が言うよりも本人がいかに受験に向けて意識を向けるかが重要ですよね。塾はその一番身近な受け皿といえるかもしれません。
部活と勉強を両立中の受験生のBさんの場合
次にお話を伺ったのは、まさに今、部活に熱中している受験生を持つBさん。
「うちは部活に打ち込む前提で学校を選んだこともあって、はじめから勉強と部活の完璧な両立は諦めていた部分もありました。特に体力が付ききっていない1年生の頃は、学校から出された課題を家でこなすだけで精一杯...。ただ、それが良くなかったのか疲れた頭で課題をやってもほとんど身につかず、学校の成績もあまり良くありませんでした」。
それでも部活中心の生活を送りながらBさんの子どもの意識が変わったのが中2の冬のこと。志望校が決まりながら、現状の成績では合格が難しいことが分かったのがきっかけになったそうです。
ここでBさん親子が選んだのは塾に通わせることだったそうです。
「今はまだ週1程度の無理のない範囲で通っていますが、それでもその時間は確実に勉強時間が確保できる点や、模擬試験の結果など学校だけでは得られないデータが知れることなど、塾に通うメリットは大きいと思っています」
Bさんの場合、塾と併用して知り合いに家庭教師もお願いしているのだそう。
「週2回、不得意な分野やつまずいている箇所に絞って見てもらっています。すぐには結果が出なかったのですが、3年生になり学校の小テストなどでも点数がとれるようになり、本人の自信にもつながっているようです」。
部活を引退したら塾の回数も増やし本格的に受験勉強を始める予定だというBさん。
「中学生で計画的に部活と勉強を両方やることは難しいかもしれません。ただ、それをサポートする環境を与えてあげることが親として大切なことだと考えています」
部活と勉強の両立で大事なこと
・部活と勉強の両立は子どもの意識付けと親のサポートが重要です。・部活が原因で成績が低下した場合、早めの対策をとることが必要!
・塾を有効に活用することで、学習時間を確保したり学びの習慣づけになるので、勉強が難しくなっても苦手意識になりにくいことがある。
