高校受験通信

2019年12月28日

定義と手順③

11月9日に定期考査における「手順」について書きました。その中で、直前期には得点向上に繋がりやすい科目に時間を使うべきである、と書きました。具体的な科目には触れずに書きましたが、本日は「手順」について英語を例に考えていきたいと思います。

「定義」=何を勉強するべきか、は試験範囲に示された「単語」「文法事項」「教科書の本文」を担当の先生から配布されている副教材やプリントを利用しながら理解し、記憶すること、とでもなるでしょうか。

「手順」=どの順番で、どの時期に、どのように取り組むかですが、「単語」をとってみても、「新出単語はすべて辞書で調べなさい」「予習段階では読めて意味がわかればよい」、「予習段階で書けるようにしなさい」、「そもそも予習は必要ない」と十人十色、千差万別ではないでしょうか。

もちろん、学校の先生から課されたことはすべてこなしてほしいと思います。効率よく学習を進めることも大切ですが、与えられた課題を期日までに仕上げるということもまた中学生に求められることだと思います。

ではどの手順が正解なのか、ですが「書く」という作業は時間がかかるということをまずは念頭に置いてください。時間がかかるということは、できるだけ反復をしない方が良いということです。つまり、初期段階で「書く」ということはおすすめできません。その前に「和訳」と「音読」を出来る状態にしておくことが必要だと言えます。「和訳」「音読」ができる状態で「書く」という作業を行うと、初期状態で行うよりも記憶するまでの反復が少なくて済むでしょう。

定期考査の「定義」については、試験範囲に明確に示されます。勉強にかかる時間を出来るだけ少なく済ませるための「手順」について、考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。

朝日新聞福島県版 2019年12月28日掲載

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